昔、芸人や、パンクバンドや、オカマさん逹が好きだった。
理由は、彼らは自分達が社会の外れ者、社会に認められない者とわかっていて、お互いに余計な詮索はせず、今この一時は仲間だと、じめじめせず笑いで繋がっているからだと思う。
この感じは、
サイバラさんの作品(中でも「
ぼくんち」や「ゆんぼくん」)に見事に描き切られている。
そしてその感覚は、私にも覚えがある。非常によくわかる。
私の立場が、差別される辛さをいやというほどわかっている彼らから、「一緒にするな」と差別されたとしても…私は彼らを憎めない。
仲間だと感じた。居心地のよさを感じた。
体にだけは気を付けて。それはいつも思う。