空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

「14」の数字。

ジュニアの14歳、読んでた。挿し絵がかっこよかったので何枚か撮って、待受にした…とりあえずショートホープの箱から、火のついたタバコを持つ手が出てるやつ。時計の12ヶ所すべての数字が14になっているやつも好きだ。

あの頃の気持ちを思い出した。「10代の引きこもり」。何を言っても誰にも伝わらなかったこと。自分でも自分になにが起きているのかわからなかったこと。ただ傷と、孤独と、怒りだけがあった。

「底のない井戸に途方もない量の言葉を投げ込んでいるよう。」よく母にそう言った。せめて…底に言葉が着いた、その「こつん」という音だけでも。聞かせてくれ。意味はわからなくても、聞こえたことだけでいい、教えてくれ。
「私はここにいるーッッ!!」



対人恐怖だった。抑うつ状態だった。境界例だった。精神病院にはかけない方がいい。不登校関連の団体から言われていた。
私には、ひとりで苦しむしか道がなかった。

誰にもなんにも、わからなかった。私自身にすら。

あの頃の私。かわいそうだ。10代で、自分はもう一生外に出られない、親が死ぬ時に、自分も死ななければいけない。人生に絶望していた。終身刑になった気持ちだった。その檻の鍵を持っている看守は?私自身なのだ。「人が怖い」。
誰のせいにも出来ない。じゃあ私のせいなの?今私がこんなに苦しむ、その原因を作ったのすらも、私自身なの…?

引きこもった3年4年の間、症状は悪化の一途を辿った。波に薬なしで耐えていた。



言葉、思い、伝わらない。10年やっても、やっぱり、伝わらない。ならなんで投げるの。
伝わらないのに。

寂しいから、必死に投げる。投げ続ける。キャッチャーがいないのに。投げてないと怖いんだ。寂しさに潰されてしまいそうなんだ。

今までも、明日も、ひとり。
今日も、ひとり。
私は私でいることをやめられないから。

今日はあの頃の古傷が痛む。