謝れた。

謝れた。
ずっとずっと、謝りたかった人達へ。

何度夢に見たかわからない。夢から覚めて、「ああ、また同じ夢を見た」と思う、そのことを繰り返した。
「私が関わること自体が、失礼・迷惑になったり、相手を不快にさせたり、または恐怖心を抱かせたりするかもしれない、だからもう関わらない方がいいんだ」と自分を納得させてきた。

でも、もう限界だった。謝りたい気持ちが。

親友の一人にだけは相談していた。
いつも優しさだけで溢れている彼女から、（彼女曰く）いつになく厳しい言葉。
「謝ることで、また繋がりたいと思っているんじゃないのかな」。
「返事は来ないものと思っておいた方がいい」。

だけど、全然厳しくなんかなかった。
この数年間の、自分の中に積もり積もった申し訳ない気持ちと比べれば。
本当に、正直に言って、苦しかった。

彼女がいてくれてよかった。
返事は、期待しない。そう言われて、もっと楽になった。

今はただ、すっきりした。本当に辛かった。
悪かったと思っていることを謝れない、この状況は。

でも、謝れた。
自分一人の判断で。

彼女がいてくれたおかげ。
明日の彼女からの返信を待とう。