空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

弱い者は、美しい。

2a14b76d.jpgきのう行ってきましたー。知久さんライブ。
いっしょに行く相手はいつものたま友です。

具合は悪くて、何度も危うかったんですけど(絶対静かにしてなきゃいけない状況でやってはいけないこと((大声を出すとか))が頭をよぎる、座り続けて身動きも出来ない常態から逃げ出したくなる、周りの人に見張られているような気になる)、頓服で繋いで。

よかったです。友達との話と、知久さんの歌と、ビールと。それが3つ揃えばもう超贅沢品。知久さんライブでは必ず飲むのはビールと決めています。なんかたまといえばビールって、感じがするんですよ。より雰囲気に浸るために。

なんと言っても「鐘の歌」。私が最初にたまと出会って覚えるほど聞いた、アルバム「ひるね」からの1曲。泣きました。これを聞いていたあの頃の、子供の私に、「あなたは大人になったらそれを作った人の側で、その人の演奏する楽器とその人の歌声であの曲を聞けるんだよ」って教えてあげたい。考えもしなかったことが人生のなかで、現実になった。

カバー曲なんですが、クララ・サーカスの「ルンペンとラプンツェル」という曲。初めて聞いて、あんまりいいのでびっくりしました。
「人はほんの少しの石だけを宝石だって思い込んでるけど
 それがどんなにおかしなことかあの子は知ってる」



知久さんの歌は、冬の朝外の水の上に張った薄い氷の膜みたい。そっと指で押すだけで破れてしまう。手のひらに乗せたら溶けてしまう。月の歌、頭のいびつな子供の歌。自分より弱いものを愛おしいと思うこと、あるだろ?はかないものを尊いと思うこと、あるだろ?
「弱い者は美しい」。

知久さんさん、昼と夜2部制でやったので、お昼から飲んでたみたいで。ほんと酔っ払ってふざけてた。歌詞即興で変えたり、弦も切れてしまったり。
最後にチョコレート風味のビールを渡しました。「バレンタインが近いのでチョコレート風味のビールなんですけど・・・」そうしたらなんと笑顔だ!「今日はありがとうございました」「いやいや僕こそありがとう」だって。うう・・・笑ってくれたよ!私を見て笑ってくれたんだ!!

友達にはチョコバー風ソープを渡しました。甘いものが苦手なので。食わないでね。口から泡出るからね。





また行きたいです。昨日の夜あの空間に関わった全ての人に、ありがとう。