お笑い界のキング松本人志と、歳を取るということ。
ダウンタウンの松っちゃんが、
えらい言われようやな…
— 松本人志 (@matsu_bouzu) 2021年1月5日
歳をとる事が罪ですか?
今年はやらないので勘弁して下さい。
ライターの坂下明永さんとやら。 https://t.co/Cu0FAN0S9G
というツイートをしていたのを見かけました。
私は1982年生まれ、もろダウンタウン世代です。
松っちゃんにも当然大ハマりし、たくさんの番組を見てきました。
いちばん好きなのは、ダウンタウン汁かな。
摩訶不思議ダウンタウンの・・・!?も捨てがたい。
松ごっつも好きだなあ・・・こうして書いてると見返したくなる。
私がこのツイートを見て最初に感じた感想を正直に書くと、
「歳をとることは罪ではない。
ただ、上の層が詰まってしまって、面白い若手が委縮してしまうような状況は、
あまり歓迎すべきものではない。」
でした。
最近の松っちゃん。面白いですか?
面白いけど、以前はもっと面白かった。
その破壊力、パワー、カリスマ性たるや恐るべきものでした。
すべらない話でも、松っちゃんの番になると「あー・・・。」って思う。
IPPONグランプリでも、松っちゃんの回答コーナーになると冷めてしまう。
CMは、なんか痛々しくて見ていられない。
最近では、オリラジの中田さんが松っちゃんに謝罪をせずに干された、というニュースも見ました。
松っちゃんの全盛期を知っている人なら思うはずです。
「松っちゃんの面白さはこんなもんじゃない!」
「最近の松っちゃん、どうしちゃったの?」
松っちゃんが、あまりにも巨大な存在になりすぎた。
誰も歯向かえない状況のようです。
これって、どうなの?
松っちゃんが、プレイヤーの立場を退いて審査員ばかりやっているのを見るとき、
松っちゃんも歳を取ったんだな・・・と思います。
漫才、コント、トーク・・・すべて審査ばかりで、自分が回答しない。
昔の松っちゃんだったら・・・どんなに大きなことを言っても、圧倒的なボケの才能で黙らせてきたのに。
今の松っちゃんに、誰も正直に「滑りましたね」「サブいですよ」と言えない。
これってお笑い芸人としては大変危険な事態なんじゃないでしょうか。
松っちゃんが信じられない程今のお笑い界に貢献した功労者なのはわかります。
でも、サブいとき、サブいと正直に言ってもらえない状況は、ご本人がいちばん感じておられるし、寂しいのでは?
あしたのジョーのカーロスを思い出します。
「あの閃光のようだったジャブがこんなになっちまうなんて・・・!」
です。
このままだと、松っちゃんは武さんのようになってしまうんじゃないか?
お金をかけて、延々と自分だけが笑っている、周りは困っている、そんな光景を繰り広げる。
松っちゃんが好きです。
大好きです。
私の思春期を支えてくれた人です。
でもこのツイートは、ライターの方を袋叩きにする、炎上状態になりかねないと思いました。
パワーバランスが違いすぎるからです。
松っちゃんは、矛盾の人ですから、
40になったら引退する
自分はゴッホの生まれ変わり
軽いバラエティばかりやっている芸能人を下に見る
笑いは若い人のもの
と、過去の発言をすべて撤回せずに今も活動を続けています。
アンジャッシュの渡部さんとか、オリラジのあっちゃんとか、松っちゃんの持つ権力で悔しい思いをした人はたくさんいるようです。
こういう状態が続くことは、見えない負の力がかかり続け、ひいてはまた、大きな松っちゃん批判になりかねないと危惧します。
松っちゃんのファンだからこそ思う。
もう1度、プレイヤーとして復活してください。
そうして初めて、松っちゃんにお笑い界を支配する力が今もあるのか、真価が問われると思うし、明らかになると思います。
Twitterは信者の集まりになっているので、ここに書かせて頂きました。