空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

三度、はまる。

初めに、毎日ここに来てくださる方々、更新がなくてすみません。

ふたたびというかみたびというか、マイケル・ジャクソンに今はまっています。
TSUTAYAで取り寄せまでしてもらって見たインタビュー集。
素人が録り貯めたビデオをただつなぎ合わせただけのようなめちゃくちゃな作りなんですけど、インタビューですらない映像もたくさん混じっているんですけど。
有名なネバーランド初公開のインタビューを見ていて、ただただ悲しげな瞳と毅然とした態度に思いました。
「この人はなんてかわいそうな人なんだろう。」
どうしてこんな質問をされなければならないの?どうしてこんなことに答えなければいけないの?

カプセルで寝ているのは本当?
エレファントマンの骨を買ったという噂は?
明らかに整形したけど。
肌の色について。
あなたはバージン?
どうしていつも股間を触ってるの?

見ているうちに、冷静でいようと努めるインタビュアーのオプラがマイケルにぐんぐん惹き込まれて行っているように思いました。さぞかし、魅力のあった人なんだろうなと。

私がマイケル・ジャクソンを思う時、いつも必ず頭に浮かぶこと、それは「この人はなぜこんなに人々の関心を引いてしまう人なんだろう?」才能や成功だけじゃ語り切れない。セレブが人だかる、それがマイケル・ジャクソン
そして次に思うこと。「世論はどうしてこんなに簡単に変わってしまうんだろう。」
あんなに大勢いたマイケルの敵、マイケルをネタに笑う人々はどこへ行ったのか?

有名税。本当に嫌な言葉です。
それこそ日本で言えば憲法基本的人権なんて、全く無視されていたと思う。ことマイケル・ジャクソンに関しては。
それでも耐え切った。愛は勝ったけれど、人々がマイケルの真の価値に気付くのは遅すぎた。

エンターテイナーとしての価値ではなく、人としての価値です。あれほどのバッシングに耐え、子供達に途方もない額や時間の寄付や援助をし、「L・O・V・E」というメッセージを送り続けた。
私は少数派であった、アウトサイダーであったという自分の過去の経験から、有名人に肩入れしすぎる傾向があるのかもしれません。
だから冷静でいたいともいつも思う。マイケルの熱狂的ファンになって、宗教のようにマイケルを信奉したくないと。狂信的で盲目的で、叫ぶことをやめないファンこそマイケルから自由を奪ったのかもしれないのだから。

それでも。生前のマイケルへの扱いは、あんまりだった。一方で日常はファンにもみくちゃにされ、「檻の中にいる動物」のような日々。
あれほど尽力した子供のことで訴えられ、世論はマイケルの有罪を待った。結果は真っ白でした。

死後すぐの「誰かに責任を押し付けないと収まりがつかない」感も、私にとってはいやーなものでした。だってまぎれもなく、自分がどこかでマイケルを笑いものにしていた一票を持っていた自覚があった。

正直言って。ぶっちゃけますが、マイケルはどこかおもしろい。本人のジョークがとかじゃなくて、天然ぶりというか。ちなみにプリンスもどこかおもしろいと私は思っています。関係ないけどね。

ずるいのは、知らん顔をしている人。黙って見ている人。自分の意見を言わない人。それが多数派と同義語なのかもしれません。
いつもそう思ってきたけれど、自分は自分なりのやり方で戦ってきたつもりだけれど、私も年を取ったのか、訴えたいことがそうそうはなくなってきました。
本当に書きたくなくなった。書けなくなった。大事な人達と毎日、メールやLINEができていれば幸せで。

最近見たマイケル動画の中でお気に入りを貼ります。
お時間があれば是非。