【若草物語2020】「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」の感想。【ネタバレあり】
映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』6月12日(金)全国順次ロードショー
(↑公式サイトです)
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』予告1 <初夏>全国ロードショー 第92回アカデミー賞 受賞<衣装デザイン>6部門ノミネート
(↑予告動画です)
見て来ました!
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」。
この映画は、なんてことないと言ったらなんてことない女性の物語なんです。
特別苦労をしたわけでもなく、愛情溢れた家庭に生まれ育った女の子、女性の、日常。
それが・・・また涙が胸に垂れるまで泣いてしまった。
いつも思うんだけど、
昼下がりの光線の美しさや、後れ毛や、唇の輝きや、10代の肌の突っ張り方や、そういったものって昔から常にあったし、これからもあるんだろうなってこと。
なんてことない日常の、皆が持っていて気づきもしない美しさ。
お馴染みのシーンは盛り込まれています。
ジョー、メグの髪を焼くとか。
エイミー、氷の池に落ちるとか。
ローリー、ジョーに告白するとか。
ベス、ピアノに夢中とか。
エイミー鼻の形ばかり気にする、エイミーライム代をねだるとか。
ベス死すとか。
ジョー、髪を切って売るとか。
今回いちばん胸に響いたのは、ジョーが作家として目覚めるシーン。
それまでもずっとジョーは家族の中で作家だったけど、ベスの死で猛然と書き始める。
その、寝る間も惜しんで書くという目覚めをもらえたジョーが、ぞくぞくするほどうらやましかった。
自分の書いた文章が、1冊の本になる。文章を書くことが好きな人なら誰だって、憧れると思います。
ベスがまた美しかった。
こういう美しさってなんていうんだろう。生まれ持った品というか、清貧というか。
尽くすことを自然に出来る人。
さりげなく可憐に咲く花のような人。
ジョーが魅力的なのは言うまでもないですよね。だってこれはジョーの物語だもん。
ローリーの告白シーンよかった!誰だって一生に一度はあんな告白受けてみたいんじゃないでしょうか。
メグは、エマ・ワトソン、って思ってしまった笑
顔が有名すぎて。メグはあまり個性もないし・・・。
エイミー。映画見終わって、若草物語でちょいと検索したら履歴に、
「若草物語 エイミー 嫌い」だって笑。
エイミーは、個性的でいいと思います。私はああいう子嫌いじゃないです。
ローリー。なぜあとちょっと我慢できなかったか。
あとちょっとで、あの憧れのジョーが手に入るところだったのに・・・。
自分を誰に重ねるか、ですが・・・。
ジョーになりたいけどベス、かな。ベスの、いいところないバージョンが私。
病気で、弱気で。
青春の輝き。
きらきらして、どうしてか自分を押さえられなくて、自意識過剰で、自分を何者かだと思いたくて、自分に嫌気がさして。
とにかく、いい映画でした。
映画館に足を運ぶ価値は、あると思いますよ。