空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

もう1度考えてみて欲しい、「プレゼントをもらうということ」。

アナ雪のグッズを見るたびに、姪に買いたくなる。
キティちゃんのグッズを見ればお隣の女の子に。
リトルミイならいとこに。
くまモンふなっしーなら絵を描く友達に。
リラックマなら・・・。

私にはプレゼントをあげたい相手がたくさんいる。
絵を描く親友は、どんなに自分がお金に困っている時でも人にプレゼントを買っていた。100円のチョコを、高いかもと迷っている時すらあった。
生活保護で、美容院にも行けない、メイクもおしゃれもできない、冬も半袖だった当時20代の友達は、1日1個のおむすびを買うのを我慢して貯めたお金で自分を施設に入れた母親にプレゼントを贈った。
とある病棟にいたとき、そこはゴキブリの巣だった。当然そこで出る食事なんて食べられなかった。甘いものなんて贅沢品だった。あるおばあさんが、こっそりとアーモンドチョコを一粒くれた。一度溶けて固まって、もう白くなってしまったきっと古いチョコ。でも、涙が出るほどうれしかった。あのチョコをもらった時の喜びは、今でも忘れない。

それがお金に困っている人の流儀なのだ。
初めてそれを知ったときは、魂が震えるように感動した。
絵を描く友達はプレゼントのことを「貢ぎ」と言うけど、彼女は間違いなく貢ぎの天才だ。

お金を持っている人は何でも自分で買える。
プレゼントをもらうと「物が多くなって片付かなくなる」「自分の欲しいものじゃない、欲しいものなら自分で買う」と思う人もいるだろう。
でも、一度考えてみてほしい。
プレゼントを選んでくれた人の気持ちを。
おみやげなら、旅先でも自分のことを思い出してくれたことになる。
自分といないときでも、誰かが自分のことを思い出してくれた。そして、喜ぶ顔が見たいと思ってくれた。

そのことがただひたすらに、有難い。