空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

愛の使徒。

誰もが知っているマイケル・ジャクソンのBlack or White。


Michael Jackson - Black Or White (Official Video - Shortened Version)


しかしその歌詞の訳を読んだことのある人はどれだけいるのでしょうか?

私は読んだことがありませんでした。この間偶然、日本語訳付きのフルバージョンのビデオを見ました。
驚いた。ものすごく骨太で、強いメッセージ性のある曲です。
「僕と同じ意見だなんて言わないでくれ 君は僕の顔に泥を塗ったんだから」
「僕は生涯有色人種と呼ばれて生きる気はない」。
ガツン、ときた。

フルバージョンの方がよりこのメッセージが伝わりやすいのに・・・また「過激すぎる」と言われて放送できなくなってしまったのかな、確か。ここでもマイケルの強すぎる影響力の弊害。
なんと、あのスリラーのビデオの前には「この作品は悪魔崇拝を推奨する者ではありません」という字幕が出る!影響力ありすぎ。

やっぱりマイケルの作品を知れば知るほど・・・「本物だったんじゃない?」って思う。本当に愛があった。本気で世界平和の実現を目指してた。
白人になりたがってる人がこんな歌詞を歌うか?マイケルは生涯黒人でいた。むしろ私達が・・・肌の色素が抜けるという病気に苦しんでいる人を無知からいじめた。
マイケルは・・・笑いのネタにされている内側で冷静に見て、人々を判断していた。賢かった。
わかりやすいからBlack or Whiteだけど、当然アジア人も入ってるのは最後を見ればわかりますよね。

マイケルは恐ろしく愛の持ち点の高い人間だった。
愚かな大衆を何度でも許し、歩み寄ってくれた。なるべくわかりやすいように易しい言葉で表現し、説明した。決して大衆を見捨てなかった。世界をあきらめなかった。
マイケルがウォルト・ディズニー好きなのわかりますよ。哲学が似てるもの。
マイケルが作品によくセクシャルな表現入れるのって、その方が人の目をひくって知ってたからだと思う。コカ・コーラなども宣伝用ポスターに取り入れたりする、よくある手法です。

悲しいことに、マイケルの真に訴えたかったメッセージはマイケルが死ぬことで初めて大衆の心に届いた。私達はやっと、貴重な存在を失ったことを知った。
私達は、愚かだった。マイケルを失った今、そんなことに気がつくなんて。
でもマイケルならきっと、あきらめない。気付いたところからやり直す。始める。自分で実践する。
私もそうしよう。そうしたい。


Black or White 和訳