障害者の恋。
クリスマスが近づいてくるこの時期になると、思い出したように見たくなる映画。シザーハンズです。
エドワードかわいかったなあ。あのハサミを上にあげた抱擁シーンが美しくて・・・抱きしめ合うってだけで涙がこぼれそうな恋もあるんだって思った。
私は、人魚姫を描いた「スプラッシュ」、ビーストを描いた「美女と野獣」、そしてハサミ男を描いた「シザーハンズ」などがそろって大好きですが、要するにこれらは、障害者のことなんですよね。それをすごくきれいに、かわいらしく、オブラートに包んで表現してるだけで。
ほとんど人だけど人じゃない。理解できない、理解されない、仲間に入れてもらえない。人に危害を加えることなんかないのに、誤解され、攻撃され、追いやられて・・・。そういう者の持つ孤独、さみしさ、切なさ、美しさ。
彼らの純粋さに涙がこぼれる。人間の世界の常識を知らなくても、人の愛し方は知っている。