空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

おちびちゃんが私にくれたもの。

この間このブログにも載せた、母の誕生日に作ったスワンシュー。
うちでは食べ切れそうになかったので、すぐにお隣に半分持っていったんです。するとおちびちゃん(私の幼なじみの姪ごさん)が、箱を開いて見たとたん「猫ちゃん天才!」と叫んだそうなのです。
それ以来スワンシューが彼女の心をがっちりとらえたようで、おばちゃん(幼なじみのお母さん、おちびちゃんのばあば)から我が家の母経由で「申し訳ないんだけど、また作ってもらえない?」とのこと。もちろん作りますとも!
そうこうしているうちに今度はママ(幼なじみのお姉さん・おちびちゃんのママ)に抱っこされておちびちゃんがうちに来てくれ、旅行に行ったおみやげと直筆のお手紙をくれました。「しゅーくりーむおいしかったよまたつくってね」。
じぃぃぃーん・・・と感激しました。もう今すぐにでも製作開始じゃ!

体調を崩していたのですが工程を何回かに分け、作り上げました。スワンの首を作るシューで彼女の名前やハートも絞り出して焼きました。
そしていよいよ渡しに行く。
おちびちゃんはにっこにこで出てきました。普段は照れやさんなのに今日は手を振って、笑いかけてくれた。私がもらった手紙を大切にしていることを告げるとまた照れ照れ。

のちにおばちゃんからメールが来たのですが、おちびちゃんはみんなにスワンにお顔もお口もあることを説明し、食べるのがもったいなくてしばらく眺め、名前とハートから食べて、最後にもらったシューの中でいちばんのお気に入りをひとつ食べたそうです。そして「明日も明後日も食べるからね」とシューに(!)話しかけ冷蔵庫へ。私からの手紙もおばちゃんに自分で読んで聞かせてくれたそうです。
そして今日、おちびちゃんは「猫ちゃんの作ったシュークリームはなんておいしいんだろう!きっと私のために作ってくれたからだね」と言い、私にお手紙を書いてくれているそうです。
もう、なんて、なんてかわいらしいんだろう!!

私には、今回のこの幸福なやりとりに関わるすべてがうれしかった。こんなにうれしいことは最近ではめったになかったなってくらい。

甥に「猫ちゃんってなんでそんなにいっぱいお菓子作れるの?」と言われたときも、「これも猫ちゃんが作ったの!?」と驚かれたときもうれしかった。姪が大人が止める間もなく私の持って行ったチョコレートケーキをむちゃくちゃ大量に食べていたときもうれしかった。
子供は甘いものが大好きで、思いもかけないような反応をします。本当に喜んでくれたのがはっきりわかる。

母は「お菓子作っててよかったね」といいました。私もそう思います。
私が家庭の手作りお菓子に求めていたのはきっとこういうことなんだと思います。私が子供の頃体験した喜び・感激・興奮を、次の世代の子供たちにも感じてほしい。
やっぱりこれは、私にとっては、ある種の目に見えない勲章でした。