空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

今日という日。

e81a13b5.jpg腸炎から3日。やはりどことなくおかしいので、安静にして過ごしています。
毎食少量のおかゆやお吸い物ぐらいしか食べられない。おいしいけれど、やはりさみしい。。。食べ終えると毎回のように胃に仲直りの協定を持ちかけています。「今まで食べたいって言ってたのに無視してごめんね、これからはちゃんと食べるから働いてね」。そして腹の上からなでなで。効くといいなあ・・・。チョコレートケーキ食いたい。

さっき受信トレイに溜まりきったメールを削除しながらZONEの「secret base ~君がくれたもの~」を聞いていたのですが(←恥ずかしながら実は、昔とも言えないほどの「ちょっと前の懐メロ」が好き)、この歌は泣ける!とかよく聞くんですが。

この曲に出てくるような「君」を実際に持ってる人ってどれくらいいるんだろう?それは遊助のひまわりにも思うし、映画スタンド・バイ・ミーにも思うし。
「君が最後まで大きく手を振ってくれたこときっと忘れない
だからこうして夢の中でずっと永遠に
君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない
十年後の8月また出会えると信じて」
これって、また会えると信じて別れたもう2度と会えないひと夏の友達ってことですよね。
自分の思い出を掘り返してみる。うーん、そういえばあの子がそうか。名前も思い出せないあの子もそうといえばそうか。
でも・・・うまく言えないけど、実際にまた会えるかどうかじゃなくてもう「あの子供」には会えないって感覚なんじゃないかなあ。私にはいとこが3人いて、そのうち2人とは子供の頃本当によく遊びました。それこそ悪いことだと思わずに遠出をし、冒険大成功!で大得意顔で帰ったら心配で気が気でなかった大人達に激怒されてびっくりしたり、そんな経験もあります。
今でも年に数回は会いますが、あの夏、あそこにいたあの子供にはもう2度と会えない。大人になったその人は今そこにいても、あの子はいなくなってしまっているんですよね。もう永遠に、会えない。一緒に遊べない。思い出があっても、それぞれ覚えているところが違う。だから私が忘れたら、もう確かにそこにあったあの瞬間は消えてしまうのかなあ、なんて思春期の頃は傷ついたりしました。
その寂しさや物悲しさに気付いていたのがさくらももこで、それを読んだときはっと感激した記憶があります。その時気にも留めなかった「また来るかもしれないとき」は、実は「あのときが最後」だった。だからもっと大切に味わっておけばよかった、っていうの。
同時に、物語、想像の産物、創り物の世界が子供時代や10代をあまりに美化しすぎるために、現実の自分のその年代が輝いていないことにコンプレックスを抱く人間を量産するという逆転現象もひしひし感じます。
実際そんなまぶしいばかりの素晴らしいことなんて起こらないんだって。それでいいのに、それが普通で当り前のことなのになにか損したような、永久に取り戻せないものを背負ったような気持ちになっちゃう。これって優れた創造物が一方で持っている結構な罪、副作用だと思います。
まずは現実が先!その上に創り物。の順で組み上げていかなきゃいけないんですよね。人生とか、生きるっていうことはきっと。

そんなことをぼけっと考えたのはさっきですが、昼間はフォーチュンクエストを読んだりしていました。これ私が12歳の頃えらい流行ったんです。今読むと、最初の感想が「白い!」ページの半分ぐらいしか文字がないんです。これぞライトノベル。でも面白いですね、やっぱり。一気に読んじゃう。半分まで行くとラストまで休憩できない感じ。4の「ようこそ!呪われた城へ」を読みました。上下刊じゃなくて1冊で完結するから。
これにもやっぱり、「16歳とは!」みたいなものを感じます。私の思春期、いいことなかった~。1個もなかった。恋も友情も仲間も夢もなかった。辛いことばっかで、今の方がずっと幸せです。やっぱり、お話はお話。現実は現実。もちろん物語のように輝いた10代を送った人もいるのでしょうが、私のような人もいる。いろんな人生があるんだなあ。

そういや、友達とまた会おうということで行き先を調べたりもしているんでした。彼女は湘南に行きたいみたい。湘南=サザン、これが私の知識の限界。
両親とディズニーランドにも行きたくて、疲れないよう、並ばないよう、体への負担を最小限に、と必死で検索してプランが半分組み立ったような感じです。しかし父は「(たとえ10分でも)並びたくないから遠慮する」とのことで、母とこれまた人生初のディズニーホテル宿泊となるかもしれません。父よ愛犬よ、写真&みやげを楽しみに待て。まだだいぶ先の話ですけど。

今日いちばんうれしかったことは、返ってきたレポートがA評価だったこと。「この調子で頑張ってください」なんて、こういう励ましの言葉なんて入学後コメント欄で初めてもらったかも。今までまぐれで(?)Aもらっても半分ぐらいは注意、悪い点の指摘、だったので。
お知り合いから手紙も届いて、お見舞いのようにほっこり心があったまりました。