握手ってなんて素晴らしい習慣だろう。
私は手が大好き。
どんな時もその人といっしょだったから。
生きるためのごはんを口に運ぶ時も、
子供の頃の大事な宝物を触わった時も、
大好きな誰かに誕生日カードを書いた時も、
手はいつも相棒として一緒だった。
その手に、触われる。
大好きな人に、「握手してください」と言うだけで、
その人の人生がすべて凝縮されている手に、
ほんものの手に、
触れることが出来るんだ。
さらっとしていたり、
ひんやりしていたり、
しっとりしていたり、
あたたかかったり、
あの人の手、この人の手、
握手した手を、
私は忘れません。