アンと同じものを飲み、マリラと同じものを食べよう。
赤毛のアンの中に出てくるお菓子を作りました。
イチゴ水!
イチゴ水を知らなかったアンが、ダイアナにこれと間違えてぶどう酒を飲ませてしまい、ダイアナが酔っぱらって、ダイアナのお母様にふたりは付き合いを禁じられてしまうという有名なエピソードに出てくるあのイチゴ水です。
raspberry cordialというそうなのですが、ラズベリーではなくイチゴで作りました。手に入りやすかったし、澄んだものにしたかったんです。
すごくおいしい!これはかなりおいしいです。簡単だし、また作ってみたい。
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アンは戸棚の二番目の棚を探したが、そこにはいちご水のびんはなかった。捜したあげく、それはいちばん上の棚にあった。アンはびんをお盆にのせ、テーブルの上にコップをそえて置いた。
「さあ、どうかお手もりでめしあがってちょうだいな、ダイアナ」アンはしとやかにすすめた。「あたしはいまのところほしくないの。あんなにりんごを食べたもんだから」
ダイアナはコップになみなみとつぎ、その美しい赤い色を感心してながめてから、上品にすすった。
「これはすごくおいしいいちご水ね、アン。いちご水ってこんなにおいしいものだとは知らなかったわ」
「気に入ってほんとによかったわ。好きなだけあがってね。あたしちょっと、あっちへ行って火をかきたててくるわ。家のきりもりをしている者は、いろいろ気をくばらなくてはならないのよ」
アンが台所からもどってくると、ダイアナは二杯めのいちご水を飲んでいるところだった。そしてさらにアンにすすめられると、ダイアナは別に異議もなく三杯めにかかった。コップは大ぶりのものだし、いちご水はすこぶる美味だった。
「こんなおいしいのって、はじめてよ」ダイアナは言った。「リンドの小母さんはあんなにじまんしてるけど、このほうが小母さんのとは比べものにならないくらいおいしいわ。味が小母さんのとまるで、ちがうもの」
「そりゃあ、マリラのいちご水のほうがリンド小母さんのより、ずっとおいしいと思うわ」と忠実なアンは言った。「マリラのお料理といったら有名なものよ」
(「赤毛のアン 第十六章ティー・パーティの悲劇」より)
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マリラのプラム菓子。
「アンの青春」の方に出てきます。本にはレーズンとありましたが刻んだプルーンで作りました。「プラム」菓子にしたかったので。
甘味も抑えてあり、非常に素朴な味。生地には牛乳がたくさん入るので、クッキーとケーキの中間のような味です。
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「さあ、気にすることはないよ。きょうはおわって、あんたがいつも言っているように、なんにも失敗のない明日という、あたらしい日がくるんじゃないか。まあ、階下へおりてお食事をおあがり。おいしいお茶と、きょうわたしがこしらえたプラムのお菓子を食べたら、きっと元気が出るよ」
「プラムのお菓子だって何だって、痛める心には役に立たないわ」アンは憂鬱な声を出したが、マリラはアンが得意の引用句をもちだすようでは、かなり、気分がなおった証拠だと考えた。
(「アンの青春 第十七章ヨナの日」より)
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本にあったプリンス・エドワード島の地図をコピーしました。
カード。フェリシモのものです。
イチゴ水を作るときに余ったイチゴでジャムを煮ました。
私にはアン好きの仲間が2人いるので、それぞれのお宅にプレゼントするべくきのうはケーキを作った後忙しくラッピングをしました。
特にうれしかったのは、イチゴ水の手間。ジュースひとつ飲むのにもこんなに大変だったんだなあ、とか、じょうごの刺さったビンを母に持ってもらって私がイチゴ水を注ぐときなんか、マリラとアンもこんな風にして作ったのかなあとうれしかった。
楽しかったです!
他にもアンの中にはたくさんのケーキが出てくるので、また作ってみたいです。
Amazon.co.jp 赤毛のアン レシピ・ノート―L.M.モンゴメリの台所から
イチゴ水!
イチゴ水を知らなかったアンが、ダイアナにこれと間違えてぶどう酒を飲ませてしまい、ダイアナが酔っぱらって、ダイアナのお母様にふたりは付き合いを禁じられてしまうという有名なエピソードに出てくるあのイチゴ水です。
raspberry cordialというそうなのですが、ラズベリーではなくイチゴで作りました。手に入りやすかったし、澄んだものにしたかったんです。
すごくおいしい!これはかなりおいしいです。簡単だし、また作ってみたい。
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アンは戸棚の二番目の棚を探したが、そこにはいちご水のびんはなかった。捜したあげく、それはいちばん上の棚にあった。アンはびんをお盆にのせ、テーブルの上にコップをそえて置いた。
「さあ、どうかお手もりでめしあがってちょうだいな、ダイアナ」アンはしとやかにすすめた。「あたしはいまのところほしくないの。あんなにりんごを食べたもんだから」
ダイアナはコップになみなみとつぎ、その美しい赤い色を感心してながめてから、上品にすすった。
「これはすごくおいしいいちご水ね、アン。いちご水ってこんなにおいしいものだとは知らなかったわ」
「気に入ってほんとによかったわ。好きなだけあがってね。あたしちょっと、あっちへ行って火をかきたててくるわ。家のきりもりをしている者は、いろいろ気をくばらなくてはならないのよ」
アンが台所からもどってくると、ダイアナは二杯めのいちご水を飲んでいるところだった。そしてさらにアンにすすめられると、ダイアナは別に異議もなく三杯めにかかった。コップは大ぶりのものだし、いちご水はすこぶる美味だった。
「こんなおいしいのって、はじめてよ」ダイアナは言った。「リンドの小母さんはあんなにじまんしてるけど、このほうが小母さんのとは比べものにならないくらいおいしいわ。味が小母さんのとまるで、ちがうもの」
「そりゃあ、マリラのいちご水のほうがリンド小母さんのより、ずっとおいしいと思うわ」と忠実なアンは言った。「マリラのお料理といったら有名なものよ」
(「赤毛のアン 第十六章ティー・パーティの悲劇」より)
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マリラのプラム菓子。
「アンの青春」の方に出てきます。本にはレーズンとありましたが刻んだプルーンで作りました。「プラム」菓子にしたかったので。
甘味も抑えてあり、非常に素朴な味。生地には牛乳がたくさん入るので、クッキーとケーキの中間のような味です。
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「さあ、気にすることはないよ。きょうはおわって、あんたがいつも言っているように、なんにも失敗のない明日という、あたらしい日がくるんじゃないか。まあ、階下へおりてお食事をおあがり。おいしいお茶と、きょうわたしがこしらえたプラムのお菓子を食べたら、きっと元気が出るよ」
「プラムのお菓子だって何だって、痛める心には役に立たないわ」アンは憂鬱な声を出したが、マリラはアンが得意の引用句をもちだすようでは、かなり、気分がなおった証拠だと考えた。
(「アンの青春 第十七章ヨナの日」より)
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本にあったプリンス・エドワード島の地図をコピーしました。
カード。フェリシモのものです。
イチゴ水を作るときに余ったイチゴでジャムを煮ました。
私にはアン好きの仲間が2人いるので、それぞれのお宅にプレゼントするべくきのうはケーキを作った後忙しくラッピングをしました。
特にうれしかったのは、イチゴ水の手間。ジュースひとつ飲むのにもこんなに大変だったんだなあ、とか、じょうごの刺さったビンを母に持ってもらって私がイチゴ水を注ぐときなんか、マリラとアンもこんな風にして作ったのかなあとうれしかった。
楽しかったです!
他にもアンの中にはたくさんのケーキが出てくるので、また作ってみたいです。
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