空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

日本女性として、恥ずかしくないように。

仁の、橘咲さんみたいな女性になりたい。

可憐で控えめ、汚れを知らず純粋で、一途で、清らかで、でもすごく勇敢。
たぶん、「日本女性の美しさ」「かつて日本女性はこうあった」みたいなものをすべて詰め込んだキャラクターなんだと思う。

咲さんは仁に憧れから始まる恋をした。
医療を志す者として仁を尊敬し、追いかけ続けた。仁と咲は師弟関係だけど、それだけじゃない。咲さんはときに仁の親友のように同じ課題と戦い、お母さんのように傷を受け止め優しく包み、ときには仁が気づかなかった的確な一言を放ち、迷い間違いかける仁を涙をこぼして「情けない」と叱り飛ばした。咲さんだけが、何があっても仁のそばにいた。
咲さんは自分の欲を優先しない。好きな人を利用しようとなんてしない。その態度こそが、仁の心を捉えていく。
はっきり言って、かわいい。人生をかけて守り抜きたくなるような、誰にも渡したくないようなそんな女性。

今、同世代の女性といると…違和感の連続。
自分より目上の男性を利用しようとする。自分より努力し能力のある人を仲間はずれにする。人の気持ちを考えず、自分をよく見せることだけ考えてる。男性より優遇されて当たり前だと思っていて、人として思いやらない。自分で欲しいものを欲しいとも言わず、言った人が手に入れているのを妬む。足を引っ張ろうとする。私が男性を尊敬していると、すぐ「好きなの?」「恋?」とか言う。
どうしてそうなるの!?もう付き合いきれない。
こう思ってしまう。恥ずかしくないのか。日本女性として恥ずかしくないのか。

たぶん、私の身内には…そういう女性はいなかったから違和感がなおさら強いのかもしれない。
いい大学出た男と結婚したい、高給をとる資格を取った男と結婚したい。まず、彼らの回りには彼らと同じ能力を持つ若い女性がわんさかいることをわかっておかなければならない。その上彼らは頭がいいのだから、うわべだけ取り繕ってもすぐ見抜かれる。彼らが選ぶのは自分を利用しようなんて思い付きもしない女性。それがわからないのか…。

それでも、男性は美人に甘い。美人が「世界は私のためにある」とこうなってしまったなら、その人の素質もあったろうけど、周りの男達が言うことを聞きすぎたんだと思う。甘やかした。
美人にでれでれするな!おかしなことをしたら平等に叱り飛ばせ。ここでも、「情けない」。
そうしておきながら、ある年齢を越えた美人には「ババアがいつまでもちやほやしてもらえると思うなよ」。勝手に持ち上げて勝手に落として。女性を人間として扱ってない。相手を思うなら叱っておくべきだったのに。やっぱり男側にも責任、あるよ。

私は、私の行いの積み重ねで私を評価してくれる男性がいると信じたい。もしかしたらそんな人は今は、ユニコーンみたいに空想上の生き物になってしまったのかもしれない。