空飛び猫の戯れ言

お菓子作り、メンタル闘病記、お気に入り動画など。空飛び猫の、ありのままの日記です。

幼馴染みのAちゃんへ。

今回の空飛び猫の戯れ言は、いつもにも増してプライベートなことを書かせてください。

大好きな幼馴染み、Aちゃんへ今日手紙を人づてに渡したんです。

もしAちゃんが、手紙を読んで、ここへ来てくれていたら・・・。それを信じて、書こうと思います。

 

Aちゃん

 

こんばんは。

お手紙手元に渡ってるかな・・・突然でびっくりさせちゃったかな。

ここで手紙書くのっておずづこぶりだよ。

おずづこってのは、入院友です。入院中に、同じ病棟に自分の名前を書けない人がいて、名前のとこにおずづこって書いていたのね。それをYちゃんっていう入院友が見つけて、「ありえねーw」って騒いで・・・まあ、悪ノリです。今だったらもうしないけど、当時は2人とも子供だったもんだから。

で、Yちゃん自身がここにコメントをくれた時に、おずづこって書けば一発で誰かわかるだろう、ってことでHNをおずづこにしてくれたのね。そんな顛末です。

 

Aちゃん!Aちゃんが私の幼馴染みだなんて信じられないよ。

だって立派にやってるから。

お母さんになって、仕事もして・・・レールから大きく脱輪してしまった私から見たら信じられないくらい、まっとうだよ。

Aちゃんと過ごした日々。子供時代は、私の輝かしい時代です。永遠に色あせない思い出の日々。

今日ね、Aちゃんは私からの手紙を読んでくれるかな、どう思うかな、って母とも話していたのね。

私は、なんでもそうなんだけど、人の手に渡った後はその人に任せようと思ってる。だからAちゃんが永遠に返事をくれなくても仕方がないって。

でもやっぱり、気にはなるよね。どう思ったかな、どう感じたかな、おかしくなかったかな、喜んでくれたかな、それともがっかりしたかな、って、いろいろ。

私は「遅過ぎたと思ってるかもしれない」と母に言ったの。私からの返事が、遅過ぎたんじゃないかって。

私が引きこもりの時、Aちゃんに「幼馴染みは大人になったら仲良くなくなってしまう。私達はそうはなりたくない」って手紙を書いたよね。Aちゃんがそれを読んで泣いてくれたって。おばちゃんから聞いてます。

Aちゃんは私のことでよく泣いてくれるんだね。それってやっぱり、Aちゃんや、Aちゃんの一家が、あったかいハートの持ち主だからだと思います。

私は自分のことで全然泣けなくなってしまった。なんでだかわからないの。映画とか、作りものとか他人事だと、自分でも引くぐらい泣くんだけど、自分のことでは全然涙が出ないの。

それで、Aちゃんがくれた手紙が、この間の引っ越しの時に出て来て。私Aちゃんの字が好き。それでか、はわからないんだけど、Aちゃんに手紙を書かなきゃ、どうしても書かなきゃって強く思いながら目覚めた日があったのね。その日に書いた手紙です。

 

Aちゃんとの未来を、これからを、今の私は夢見ています。

今すぐでなくてもいいの。

2人がおばさんになっても、おばあさんになっても、何らかの形で繋がっていたいって、そう思ってます。

Aちゃんと思春期を共に過ごせなかったことは、私の人生の大きな後悔です。だって最高に面白かったろうと思うもん。Aちゃんはいつも面白くて、私は笑わせてもらってばかりいた。私っていつもずるいのね。自分から動かない。待ってるの。

遊ぶ時も、Aちゃんが誘ってくれて遊ぶ。Aちゃんが思いついた遊びに乗っかる。Aちゃんが面白いことを言ってくれて、それでテンションが上がって一緒に笑う。

きっかけを作ってくれる人がいないと何もできないの。

覚えてるかな・・・ハータンがバラくわえて顔の横でパンパン手叩きながら躍ってて、みんなで笑ったこととか。虹を追いかけてみんなで自転車で走ったこととか。一緒にディズニーのレーザーディスク(!)見まくったこととか。スーパーマリオワールドやりながら家出の構想練ったこととか。ディズニーランドの話ばっかしてたこととか。

 

私ね、ある時期昔に戻りた過ぎて、昔の物集めてた時期あったの。その時にスーパーファミコンスーパーマリオワールドは、手に入れました。いまだに一人でそれをやるの。当時を思い出しながら・・・暗いでしょ。一回お父さんが帰ってきて、着替えだしてステテコ姿になってみんなで笑いをこらえたこともあったよね。

ディズニーのおみやげ、手元に渡ったかな。ピーターパンと言えば2人の思い出の映画だし、あの傘なら、外から見たら普通の傘で、中から見上げるとピーターパンの世界が広がってて。大人でも持ってて恥ずかしくないディズニーグッズだと思った。Aちゃんへのおみやげはこれにしようってすぐ思ったよ。

おみやげと言えばね。昔ボンヴォヤージュに、ティンカーベルの粉が売ってた時期あったんだよね。ビン入りで、キラキラしてて。私それすごく、Aちゃんのお子さんにあげたかった。子供の頃の1日とか、ときめきとかって、もうそれはそれはすごいもので、大人になってからは味わえないものでしょう。だからどうしてもプレゼントしたかった。でも、やっぱり小さい子だし、パーマングッズで死んじゃった子がいる、って事件知ってる?それも怖いし、諦めました。

 

私は、昔から人気者のいちばん隣、ていうのがポジションでした。

小学生の頃の親友もそうだし、Aちゃんもそうだし、おずづこもそうだよ。

みんな、どっか、なんていうんだろ・・・面白いことと人を傷つけること、はかりにかけたら、面白いことの方を取っちゃう子で。おずづこの言葉を借りれば、「自分の中で、やっていいこととやっちゃいけないことがなんとなくわかってるんだけど、ブレーキがぶっ壊れてる感じ」なんだって。

センスがいいんだよね。みんな。だから、面白いことを思いつくし、思い付いたらやりたくなるんだと思う。

例えば、昔、Aちゃんが近所の外国人の子供に、隠れて「HEY!」とか声かけたことあって。確かに面白いんだけど、私はどっか傷付いてた。

ピンポンダッシュの時も。罪悪感に耐え切れなくて、みんなで傘さして謝りに行ったよね。あれも私があの場にいたから謝ろうっていう空気になって。悪かったなって思う。

ピンポンダッシュなんて大した罪じゃないのにね。

でも、私も、小学生の幼馴染みも、おずづこも、Aちゃんもきっと今は大人になって、笑いとかノリよりも大事なものがあって、それは愛なんだってことに気付いていると思っています。そう信じています。

だからもう、人を傷つける笑いはしないって。

 

私はと言えば、最近人生に疲れています。

人生にというより、闘病にだよね。一生薬を飲まなきゃいけない病気になってしまったわけで、もうお病気(←甥語)やめたい、って思うんです。

自分の体についても。コントロールが効かない。すごく太ってしまったし、手には傷。顔はニキビとニキビ跡。

 

私は、自分は汚れてしまった、っていうようなイメージが常にあって。

ゴキブリだらけの、認知症の病棟で暮らしたこともあるし、もう、精神病院に入院した時点で、ありえないよね。

でもAちゃんは、まっさらにきれいなイメージです。私には永遠に手の届かないもの、普通、多数派という輝きを持ってる、そんなイメージ。

 

なんだか・・・急にAちゃんに愛情表現してごめんね。

私、正直言って友達が2人しかいないの。その2人が2人とも、病友で。

やっぱり、私も病気だから人のこと言えないけど、付き合ってくとどっかおかしいんだよね。それで、ほとほと疲れてしまった。正常な価値観を持ってる人と深く付き合いたい、って心から欲したのも、あるかもしれないね。

 

Aちゃんは私のことをこの20年、どう見てただろうって思います。

私がおかしくなっていく、狂っていく、壊れていくさまを。

いちばん怖いのは、Aちゃんが私を恐れていないかってこと。

私は少し変わってるかもしれないけど、人に危害は加えない。だから安心してほしいって、言いたい。

 

私のこの20年は、本当にいろんなことがあった20年だったよ。

はっきり言えば戦いの連続だった。闘病で過ぎました。

だから他のことがまったく、おろそかになっていたんだよね。

でも遅まきながら、シュークリーム屋さんでバイトとかして。

コロナで辞めてしまったけど、いまだに私が健常者に混じって働けていた時期があるなんて信じられないよ。

今はまた、お休みさせてもらっています。引っ越しもあるしね。

 

私の最近の悩みはね。毎晩小学校の同級生の夢を見ることです。

それで、学校へ行かなきゃ、と思って起きるの。しばらくして、はっきり目がさめたら、もう私は30代で、みんな大学も卒業して、学校へ行かなくてもいいんだってことがわかってホッとするんだよ。

私ね。自分は対人恐怖症になったから引きこもったんだって思ってるんだけど、対人恐怖ってたぶん人間不信から来てるんだと思うのね。

私って人に対してすごく冷めてる。期待しない。

愛をもらえると思わない。

でも最近、人ってそんなに捨てたもんじゃないんだって思うようになったんだよ。

ちょっと話しただけでも、親切にしてくれる人がほとんどだし、なんだ、みんないい人なんじゃんって。

あとね、自分の人生も。なかなか捨てたもんじゃないなって。

私は、普通に生きたかった。大学行って、留学して、バイトして、働いて、結婚して、愛する人の子供を産んで。

でもそれが、すべて叶わなかった。

でもね。代わりに手にしたものもいろいろあるんだ。

 まず、私は小さい頃から、自分に自信がなかった。

親の言うことを聞くから、いい成績を取るから、愛してもらえるんだと思ってた。

本当にそれが言葉に出来ない程小さな頃から、そう思っていたんだよ。

でも、これ以上ないってぐらいどん底に落ちても、親は私の事を見捨てないんだって経験して分かった。どんな私でも愛してもらえるんだって。

それはすごく大きなことだった。

それと、1人は寂しいかもしれないけど、責任がないし自由だよ。

私は親の敷いたレールから外れる事の出来ない人生だと思ってた。

でも、自分の意志関係なく、発病して、外れざるを得なくなって、こうして個性的な人生を、歩むことが出来た。

それって自信のない私には、すごいことだと思うのね。

 

まだまだ書きたいことはあるけど・・・時間も時間だし、もしAちゃんがここを見てくれているとしても、疲れちゃうだろうから、いったん切り上げます。

 

Aちゃんのこと、今も昔も、大好きだよ。


安室奈美恵 / 「Love Story」Music Video

 


Love Story - 安室奈美恵(フル)

 

今ふと思い浮かんだ曲を貼ります。

「一緒にはいられないもう」、かどうかは、これからの私達が決めることだと思います。

 

 Love Story
安室奈美恵

 

作曲︰T-SK|TESUNG Kim|Liv NERVO|Mim NERVO
作詞︰TIGER

昔からラブストーリー
苦手なの知ってたでしょ
恋に身を焦がすヒロイン
果てしなく続く girltalk
たわいなく繰り返される gossip
いつも抜け出したかった

Now I’m grown
欲しいものは手にしたけど かわりに
I know
あなたがくれる永遠も笑顔も手に出来ない baby

 

誰よりもきっと 愛しているけど
選んだこの道を 歩いてくから
生まれ変わっても 愛し続けるけど
一緒にはいられないもう
Cause life’s no love story

その腕の中で
眠りたい 子供みたいに
ふと願う日がない訳じゃない oh
そういえば涙さえもう
どの位流してない?
でも今さら変われない

You know that I’m grown
欲しいものは手にしたけど かわりに
I know
あなたがくれた優しさと笑顔も手放してた baby

誰を見つめても 誰と過ごしても
忘れられる日など 来るはずない
この胸の中で 愛し続けるけど
一緒にはいられないもう
Cause life’s no love story

やがてすれ違うと知っていても
出会えた事この奇跡 感謝してる
かけがえない日々も
後悔も痛みも
悲しみさえ
輝かせる yes, someday… baby

誰よりもきっと 愛しているけど
選んだこの道を 歩いてくから
生まれ変わっても 愛し続けるけど
一緒にはいられないもう
Cause life’s no love story